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アルティメット マーヴル VS. カプコン3 : ウィキペディア日本語版
MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds

マーヴル VS. カプコン3 フェイト オブ トゥー ワールド』(マーヴル バーサス カプコンスリー フェイト オブ トゥー ワールド、''MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds'')はカプコンが発売した2D対戦格闘ゲームである(カプコンは「ファイティングアクション」と表記)〔1990年代に存在したMARVEL日本事務所「マーヴル・エンターテインメント・グループ・パシフィック・リム・リージョナル・オフィス」(1992年設立)は「マーヴル」という日本語表記を公式にしていた。しかし本作が発売された2011年時点のマーベル日本のオフィシャルサイト ではマーベルという表記であり「マーヴル」という表記は全く使用していない。新妻良太公式ツイッター 2011/1/15のツイート によるとカプコンの公式サイトでは表記の混乱を防ぐためにほとんどの箇所では「MARVEL」と英語表記を使用しており、「マーヴル」という表記は商品パッケージなどのごく一部でしか使用していない。〕。2011年2月17日PlayStation 3Xbox 360で同時発売。略称は『マヴカプ3』または『MvC3』(以下、『MvC3』と表記する)。
2011年11月17日には新キャラクター12体を追加して再調整を行った『アルティメット マーヴル VS. カプコン3』(アルティメット マーヴル バーサス カプコンスリー、''ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3'')が発売された。(以下『アルティメット』)。
2013年12月には両タイトルのPS3、XBOX360版のダウンロードコンテンツの終了、2014年6月に日本語公式サイトの公開を終了した。
== 概要 ==
アメコミの出版社マーベル・コミック〔(以下マーベル)とカプコンのクロスオーバー作品で、2000年の前作『MARVEL VS. CAPCOM 2 NEW AGE OF HEROES』(以下『MvC2』)から約11年振りに発売となったシリーズの第3弾。前2作はアーケードゲームから家庭用に移植されたが、本作は家庭用(PS3、Xbox 360、PS Vita)のみの販売となっている。
プレイヤーはカプコンとマーベルのキャラクターリストから任意に選んだ3人を操作し、相手の操る3人のキャラクターを必殺技などを駆使して攻撃し、全員の体力を0にすることで勝利となる。制限時間内に勝負が決しない場合はチームの総体力が多い方の勝ちとなる。プレイヤーが操作するのはステージ上に存在するプレイアブルキャラクター1人のみだが、控えのキャラクターを特定の攻撃を自動で行う「ヴァリアブルアシスト」としてステージに呼び出すことができ、これによって一時的に同時攻撃が可能となる。体力が0となったキャラクターはその場から消え、控えのキャラクターが新たなプレイアブルキャラクターとして一定時間後にステージに登場する。これを最後の3人目が倒れるまで繰り返す。勝敗は1試合のみで決する。
本作ではアシストとワープ系の移動技を絡めることで、中・下段や表・裏の攻撃を同時に行い相手に二択を迫るなど、独自のガードの崩し方が存在する〔アシストとプレイアブルキャラクターで相手を挟み打ちにした場合は、判断が困難となるもののプレイアブルキャラクター側の攻撃のみをガードすればアシストの攻撃もガードできる。〕。このため中・下段に左右されない空中ガードが強く、空中へと逃げる展開が多発しやすい。また突進技は反撃を受けづらい技が多いため、ガード成功時に相手の攻撃を押しのける「アドバシングガード」が前提の作りとも取れ、総じて守る側が不利なゲームとなっている。移動や攻撃のパターンが豊富なためセオリーが存在せず、その場の状況を判断し柔軟に対応していくスピーディな駆け引きが醍醐味である〔。
グラフィックは3Dポリゴンだが操作系が従来の2D対戦格闘のままという『ストリートファイターIV』(以下『ストIV』)と同様の「2.5Dスタイル」となり〔『kotaku japan』2010年4月21日『マブカプ3』はストーリーも重視される&その他詳細いろいろ 。〕、ハイパーコンボの発動時などにはカメラワークのアングルが寄るなどの演出も用いられる〔『GAME Watch』2011年2月15日カプコン、PS3/Xbox 360「MARVEL VS. CAPCOM 3」 MEDIA CROSS EVENTを開催。ゲストは椿姫彩菜さん 。〕。「表現の幅を広げるため」というこの変更は、多くのユーザーに3Dになった違和感をあまり感じさせない作りに仕上がっている〔。2Dから3Dへモデルを変更したことにより、グラフィックなどは一部再現を含め全て作り直している。スタッフはプロデューサーの新妻良太をはじめ『タツノコ VS. CAPCOM』(以下『TvC』)から引き続き参加した者、および『MvC2』の関係者もいるが、『MvC2』の企画者などは違うゲームの制作を担当していたため、アドバイザーとして参加している。開発にはマルチプラットフォームに適したカプコンの制作エンジン「MTフレームワーク」の最新版が使われている〔〔『MARVEL VS. CAPCOM 3 公式ブログ』CAPCOM:MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds|OFFICIAL BLOG 。〕。
新妻によると、本作のデザインコンセプトは「動くアメコミ」であり〔『4Gamer.net』2010年9月19日「TGS 2010」新キャラクターとしてトロンとX-23が参戦決定。「MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds」のステージレポートを掲載 。〕、カプコンのキャラクターも含めアメコミ調のくっきりとした陰影で描画されている〔『4Gamer.net』2010年12月4日“「MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds」プロデューサーの新妻良太氏がゲストで出演した,「アメコミnight(noon?) vol.2」に行ってきた 。〕。アメコミ=雑誌というイメージから攻撃などの際に紙が裂けたり、破れたりする演出が加えられ〔、使用されるエフェクトはアメコミで実際に使われているフォントをそのまま使用している。これらの表現は海外ファンを意識したものではなく、あくまで本作のコンセプトを重視したことによるものである〔。
ゲームバランスよりは爽快感を重視しており、バランスが最重視された『ストIV』に対し、本作はあくまで「お祭り」ゲームであることを重視している。新妻曰く「キャラクターを尖らせるだけ尖らせて、最終的にシステムで包む」設計になっており、『ストIV』をプレイしたユーザーから送られた「もっとハチャメチャだったらいいのに」と言う要望に対する一種の答えになっている。そのため、最終的なゲームバランスを調整するのには膨大な時間がかかっており、1日1000試合テストプレイをしたスタッフも存在する。演出などは『ストIV』と比べて短めになっており、あくまでスピーディなゲーム性を追求している〔。カプコンでは、マーベルのことを熟知し間違いの無いキャラクター作りをするために相当な量の資料を集め、不要なところまでも作りこむという熱意ある制作が行われた〔『すぴ's アメコミヒーロージャングル』2011年2月17日 「MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds」発売記念!スペシャル座談会(後編) 。〕。設定が不明瞭なキャラクターはマーベル社に相談して作られている〔『すぴ's アメコミヒーロージャングル』2011年2月10日 「MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds」発売記念!スペシャル座談会(前編) 。〕。
マーベル側では、原作で死亡したキャラクターが参戦したり、設定が大幅に変更されているなどゲーム発売時点の原作コミックの状況と異なる点があるが、それほど熱心に最新の原作を読んでいないライトなファンが持つイメージ寄りにするために、「より古典的解釈に基づいた」キャラクター設定となっている〔例えば、原作のスパイダーマンはメリー・ジェーンと夫婦ではなくなり、報道写真家の仕事も辞めているが、本作ではクラシックなイメージを重視して以前の設定準拠になっている。〕〔『kotaku.com』2010年4月22日A Little Background On Marvel Vs. Capcom 3’s Backgrounds And Settings 。〕。
新規参戦するキャラクターが増えたため、そのシリーズのファンに「格闘ゲームというよりは特定のキャラクターを動かせるゲーム」として好評を得ている〔『電撃オンライン』2011年4月30日 トレモやギャラクタスの秘話が! 『MARVEL VS. CAPCOM 3』開発者インタビュー 。〕。新規キャラクターは対戦格闘ゲーム以外からの参戦が多く、原作での特徴的な動きを格闘ゲーム風に再現することが重視されている〔。
2011年3月30日に出荷本数が200万本を記録したと発表された。カプコンは、『マーヴル VS. カプコン』シリーズ(以下『MvC』シリーズ)のファンの期待に答え、近年の格闘ゲーム人気の拡大を喚起した結果としている。またダウンロードコンテンツを継続して配信していき、長期的な販売促進を行うとしていた〔『カプコン』2011年3月30日カプコンの『MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds』が200万本を突破!~ 11年ぶりの新作で、シリーズブランドの再構築に成功 ~ 。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Marvel vs. Capcom 3: Fate of Two Worlds 」があります。



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